夜なべの後

結局眠くて、一日余計に昼寝をした。

そういって、いつも自分を責めるというか、[ああー放蕩怠惰な昼寝魔人]と思って変な言い方だけど、そう言って、何というかそれは自分を自分で傷つけてしまっているのかー。いやんいやん、と。まあそんな私は最近なんとかなるぜとお気楽でしたが、いろいろ感じてそれが振り子の様に振れる。私は喜怒哀楽を感じることが大変ありがたいと思う。感謝。怒りと哀しみなんて、ウェルカムだぜ。競りをしてでも買い取ります。それは喜びと楽しさに変えちまえばいい話だろうとそこは昔から強気だ。そして、気持ちの振り子に支点があることに気付いて、揺り振り回されても、振り回すエネルギーにブレない軸のような源がある事に気付いて、そこに静かに帰れるとなると、まあお気楽。かえる場所が有るのは素敵だ。家でも特定の場所でもいい。音楽でもいい。気持ちでもそうだろう。

という事で、自分の容れ物が少し大きくなって来たのはココでの暮らしのお陰かもしれない。人に対して害を与えてしまうような私の存在は渋柿のようだ。苦く、生理的にコレは無理だと、、、でもこれが甘くなるような時間を味わえる仲間を大切にしたい。

『せっかくココまで来たんだから。』

ココに来る前に、東京から来た家族の方に、ココまで来るんだから好きな事したらいいよ。と、言ってくれた。好きな事ややりたい事って何かなーと、その時はご飯をやりたいと答えた。ココに住んでドローイング？制作？随筆？なんか思うこともあったけど、今自分の好きな事をやって生きる！ってあまり腑に落ちない。ドローイング、随筆、写真、造形、彫刻、陶芸、木工、菜園、それらは単なる手段であり今となっては私は何でもいい。子どもといっしょに渋い柿を甘くさせるような時間を味わえる過ごし方が今やりたいことと言えよう。まあやりたいことなどの話は今日はここまで。そして着物の繕いが終わらない。