2月絵本の読み聞かせ
2月の読み聞かせに行ってきました。
今日は保育園組の子も一緒で教室で読みました。
「虫にんじゃ」
作: 大塚 健太 絵: マスリラ 出版社: パイ インターナショナル
ダンゴムシ忍者はは忍法まんまるの術しか出来ないので、仲間の虫忍者、ナナフシ、アメンボ、クモ、の忍法を修行していく。そして宿敵アリに戦いを挑む絵本です。
どれも忍者の技で忍者は水の上も歩けて、クモのように待ち伏せしたり、引っ掛けて引っ張ったり、隠れたりとあらゆる技をもっている。この技ひとつひとつにドキドキして忍者はこどもたちの憧れなんだなと思いました。
読み終わって想うけど、虫の特徴は忍法なんだと思った。ひとりひとり得意な技がある。ダンゴムシは丸まれる。身を守れる。転がれる。アメンボは水の上をすいすい泳げる。そしてクモは仕掛けをはり待ち伏せたり、糸を操る。忍者はきっと自然界からそういう技を得たんだろうと思う。あらゆる特徴を観察し、知り、変化出来る。かっこいい。
頭巾と足袋をはいて黒いコートで忍び風に行った。拙者はだれだれ(我が子の名前を逆さから読んで)の母だ。今日は手裏剣を忘れた!よし絵本を読もう!頭巾は息苦しい!と忍者ぶってみた。母忍者に喜んでくれたかナゾですが、楽しい。帰り「ドロンします」といって帰りました。。。昔会社員の頃定時で帰るのが好きだったので、よくドロンして帰ってましたが、今日は死語でなくリアルでした。こんなことってあるんですね。
「ごろりん ごろん ころろろろ」
作: 香山 美子 絵: 柿本 幸造 出版社: ひさかたチャイルド
先生にお借りしたので、初めてみましたが、絵に引き込まれてしまいました。可愛すぎて抱きしめたくなるこのうさぎ。。。
大きなテーブルをつくって、貨車にのせて一生懸命丘の上までひとりで持って行こうとしていたら。。。何も言わず、その後ろを押してくれるロバ。うさぎは軽くなった荷物を運び進めていきます。丘の上に登るころにはたくさんの動物が力を合わせて、うさぎの運ぶ貨車を押してくれていました。みんなのお気に入りになったこのテーブルでみんなやりたい事を考えだします。さらに、作るのが得意なうさぎはいつの間にか帰っていて、みんなのために椅子を作り上げました。
得意な事があって、ひとりの世界でいたとしても、それを応援したり、みんなのやりたいもの楽しいものに繋げたり、うさぎのひとつの行動が良いものに成っていく。そのうさぎの姿はなんにも考えていないようだけど、周りにとって暖かいものになっている所がじーんと来た。がんばりやのうさぎさん。かわいい。
「へっこきよめさん」日本の昔話
昔話の寄せ集めの本から、「へっこきよめさんが読みたい」
と聞こえて読んでみました。ちょっとみんなニヤニヤしてる。
「ぶっとぶで!」など、話を知っている子もいるみたい。
昔話でへ「屁ひり女房」ともいろんな言い方や、表現があるけど、とにかく屁がすごい嫁さんのお話。 嫁に出る時その娘に母が屁は気を付けてと言って嫁に出した。 我慢をするも、嫁ぎ先の母に屁はがまんしなくていいからしてごらんと。屁をすると母と石臼が吹っ飛んだ。それを見た夫がこんなよめは置いておけないと村に戻そうと馬引きと村に帰る途中に。。。
家の中で誰か屁をすると、家の中が明るくなります。屁は平和の「へ」です。
この物語の最後は、屁はここ(離れのような所)しましょうという事で屁をする場所が部屋(へや)の始まりだそうです。
みんな屁が大好き。
みんなの家もこういう部屋はある?と聞くと
「ある!!!!」
おおすごい!!!屁をするの?
「うちは家が2つある!」と保育園組さん。
あ~そうだね、確かに2つ家あるよね。じゃあ1つは屁をする家なの?
「うん!!!」
時と場所をえらべるなら存分に屁をこいて欲しい。
恐らく屁は高学年まで好きだと思う。
私が小学生の頃、友人(女子)が
「風呂の椅子の穴におしりを合わせて屁をするとすごく響くよ。」
と言った話が強烈でこいつは面白過ぎるとよく一緒に行動を共にした。彼女は小学生の頃から環境について考え、米のとぎ汁は環境に良くないから研いだら植物にあげてる(自炊や家事もこなした)地球温暖化を食い止めるにはどうしたらいいかなど、受験組の中でもただの勉強家でない好奇心のつよさやユーモアがあった。年相応のあそびもしたが、海外に跳び暴れまわり、のちに国連の関係の仕事についたと聞いた。ただの屁をそう響かせるってアイツはやっぱ一味違う思った。そんな子どものユーモアを受け止めたい。
ちなみに私もその話が強烈に残っていて風呂の椅子で放屁したことがある。