必殺
若の登園拒否記録
家庭の都合と、体調不良が重なり、6日ぶりの幼稚園。登園渋りが始まった。
幼稚園が嫌な理由をつらつらと並べる。
若の理由を受け止め、半ドンでなら行くというのでそれでじゃあ行こう、と思った時、「シャインマスカット食べたいなぁ」と言うので、いつもの幼稚園のバスで帰るならおやつの時間だからマスカット前言ってて約束してたから用意してける。と言うと、いく事になった。
この様子をみて、ああだこうだ自分なりに行かない作戦を立てるけど欲しいものに心躍って登園できるというのはまだまだ幼稚園児だなぁと思い気楽な気持ちになった。
バスから降りると、ただいまの前に
「シャインマスカット買った?」
冷蔵庫にあるよと伝えて、頬張る若は目を閉じて味わっている。
「最後まであまい!」
おお、、食レポ並みだ。顔は満たされている。経緯を知ってるお隣さんも笑いながら見ている。
今日幼稚園でホッピングで楽しく遊んだからじゃない?(添乗員さんが心配していて見ていてくれた)というと、
「○○君はなー6回飛んだねん。僕は5回だった。」
と友だちをリスペクトしながら、楽しかった話をした。楽しかったから甘いんだと思うよ、明日はどうかな、今日5回だったら明日は、、、
「100回飛ぶ!それだったらもーっと甘いかな!」
と、ああいいなぁとなんかしみじみ思った。シャインマスカットは880円で高いので買わないでおいたけどこの時まで買わないで良かった。今日の現象を必殺シャインマスカットと呼びたい。
翌朝、行きたくない話をしてたぞ、と起きてきた夫が教えてくれて、なんだいもうと思った。
甘いマスカットを食べたいと明日に繋げようとするけど、めんどくささも繋がっている。
お母さんもそうです。