mariannelife

higashiyoshino since 2018

光薄

ちょいとまえ、若はお母さんに着替えてからおやつ食べたらって言うのがいつになくウザかったようで、怒っていた。お姉ちゃんは着替えると洗濯物が増えるから私は着替えなくていいと思うと主張していた。

確かにそうなのだけど、遊びやすい服に着替えたらいいじゃんと言う。

こちらに来て1年目、義理の母に全然しつけがなってない。いう事を聞かないし。制服で遊びに来るなんて。という話があった。服は着替えなさい。そして毎日洗ったものを着せなさい。と約束をして帰った。しつけを語る母の正直これだけ守れば良いなら楽だという想いで、「おばあちゃんがそういうからそうなのよ」ってそのままおばあちゃんのルールをそのままスライドして横流ししてしまわないようにしたい。自然に還る石けん洗剤で手洗いもしてるけど何でもかんでも真っ白に綺麗に洗えないんだよとか、セーターも着たら洗うのかよ。と思いながら、実家に行くときの服装は下着までに気を遣う、、ああこれは愚痴。

さて、そのちょっとした怒りや苦しみって同じ家の中で過ごしたら嫌だなと思う時もあると思っていて、大人に危ないと管理され道草すら食えない子どもにそっと遊べる場所を提案した。提案しないと見つけられない。私の生活が受動的な子どもに育ってしまったのかと思いながら。

すると、穴を掘るだの、ここで寝るだの。この石の所で集合だの。
ああ、その調子。大人に管理されないその世界を少しでもいいから作り上げて。そしてその世界を噛みしめて味わって。その後のご夕飯は格別に美味しい。

「合言葉をつくろうよ。『ひかるすすき』」(8歳)

差し入れにみかんを持って行ったときに聞こえた。
その基地は家があったところで、遊びにつかうくらいなら構わないで~と言われ草刈りがされていた。秋の今、そこは薄で覆われていて大人は穂の種が付く事を嫌がって入って行かないだろう。