mariannelife

higashiyoshino since 2018

心模様

庭に鎮座していた。その下部にもそもそ動くものを見つける。赤ちゃんが二匹。お互い何も知らない私たちだが、同じ立場だった事に驚く。そしてその2匹の存在にも衝撃を受ける。

初めはネズミが来なくなってきたので、報酬として魚の骨やだしパックなどの残飯をきまぐれな頻度で庭に置いていた。しかし報酬以上にこれ以上は負えないと、そういう餌あげ行為をやめようと思う。

友人に相談。これが2020.9.8

私たちの残飯を置いて可愛がっていたのに、子どもを産んで増えるからほっておく、何もしないという私の考えが無責任で辛かった。その頃も飼おうなんて考えは無かった。身体も病院通いでそんな余力は無かった。

何もせず様子を見てどこか良い人に巡り合ってほしいというのが、本心だった。増えたこともあり、こういう事は過去にあったか聞いてみる。地域はあまり猫が好きでは無い様子を感じ取った。私は猫の話を避けるようになった。心に溜めていくものがあった。途方にくれた。

今まで残飯を置いていた事が悪い事なのか?何も無かったかのように、無視する事が良い事なのか?庭へ訪れる猫たちへの視線が鋭くなる。子どもを産んだ事によってガラリと変化した私の心模様がなんだか野蛮だった。

残飯を置く事をやめた。我が子の猫への気持ちを聞いたりすると、やめることをやめた。あげたりやめたりを繰り返していた。あげる事がダメなのかもしれない。訪れる猫を見ると見えないふりをする私もいる。

しかし、一生懸命に生きてる姿は目で見える見えないでなく、目を閉じていても心に焼き付いてきた。寝る時もトイレの時も家事をしている時も。

村内で猫を保護した事がある友人を紹介してもらう事に。これが2020.9.14

話を聞いて、猫を保護する事を考え出す。保護団体の方を紹介してもらい、直ぐに相談した。