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絵本のよみきかせ1月

1月の絵本の読み聞かせに行ってきました。

「てぶくろ」作: (ウクライナ民話) 絵: エウゲーニー・M・ラチョフ 訳: 内田 莉莎子  出版社: 福音館書店 発行日: 1965年11月

冬のアイテムと世界と動物たちと今の季節にいいですねということで、先生からのリクエストでした。おじいさんの落としたてぶくろに次々と森の動物が住みついて行く話で、その動物の数と共に大きさが大きくなっていっててぶくろは満員になっていき、、、という物語。全部で7匹ほど、動物が住みついて行くのですが、「4匹目~」「5匹目~」と読んでいくうちに動物の数を数えている子どもたち。繰り返しの展開の安心感とおかしさと動物たちの個性とみんなで楽しめました。

 

 

 

「おかえし」 作: 村山 桂子 絵: 織茂 恭子 出版社: 福音館書店 発行日: 1989年09月

園バスの中で絵本の話をした時、引っ越しの話と、アイスクリームの話のどっちかを読みたいんだけど、、、というと「引っ越しの!」「アイスクリーム~~~」とどちらも声が上がってくれましたが、おかえしは引っ越しの品「ほんのつまらないものですが~」のおかえしの話でちょうどお引越しされる子が読みたいと言ってくれて選本しました。こどものその時その時のタイミングに応じて選べるのは楽しいなと思いました。

 

タヌキの家の隣に引越してきたキツネは、引っ越しのご挨拶にイチゴを籠いっぱい入れていきました。タヌキはそのお返しに、、、。タヌキとキツネの止まらないお返しのお返しに子どもたちは「やりすぎや!」「どうなるんやろう!」ヒートアップしていて私は心の中で、こ、こ、こんなにウケるんだなぁ、、、と驚き気味ででもその波に乗らしてもらってなんだかサーファーな気分でお返し合戦を読み切りました(笑)最後は「おかえしの、(×11回)です。」といって家の中にいたこどもをお返しの品に差し出して子どもたちは一瞬しーんとなってから「なんでやねーん!」と大爆笑。私もあっ、、、こどもたちのなんでやねーんってこんな風にいうんだ。。。と自然な関西の言葉に新発見をもらった日でした。

 

 

「ゆきのひのアイスクリーム 」作: 片山 令子 絵: 柳生 まち子 出版社: 福音館書店 発行日: 2008年12月

こちらは年少の子が読みたいと言ってくれた本です。雪の日にふゆちゃんがアイスクリームを作るお話で、アイスのレシピの歌詞があり、雪の寒い日に自分でも作ることが出来ると遊びながらも作る事に親しみもってくれたらなと読みました。こちらはソコまで笑えるようなウケが良いものではありませんでしたが(笑)たまごのきみと、牛乳と、さとうを缶にいれて、よーく振って、雪だるまのおなかに入れて丘から転がったらアイスが出来た話でした。ふゆちゃんが転がる時にごろんごろん~~~~!となると笑いだす子どもたち。最後に歌を歌うのですが、適当に歌って、また、知ってるメロディー(心から心へやアイアイ)に歌詞をつけると「なんでやねーん!!」と言われて、こっちがなんだかおかしかったです。アイスの歌詞をプリントアウトして渡しました。お家でも好きなメロディーを作って歌ってくれるかな?なんて想像しました。

しぜんな子どもの「なんでやねーん」はまだ聞きなれない言葉の柄で最果ての場所にいるような気がして不思議なきもちになりました。なんでやねん。