mariannelife

higashiyoshino since 2018

小さなリーダーの集まり

昨日山に入った。村内のお弁当が食べられそうな場所から奥へ登り道が続いていた。

ああこれが尾根なんだろうと進んでいくと、崖の斜面もだいぶ急になって、「もう止めようよ」、「もうちょっと行ってみたい」そんな子どものきもちがありながらあのピンクの花(椿)があるところでゴールにしようと引き返した。私は自然は初心者なので前へ前へ行けるとおもってしまう。どんどん進めそうだったが、子どもの上へ上へ行くと言った性質がこれなのかもしれないと感じた。

帰りはまた登りと違う質感の足どりに、サイドにすべったらこれは終わりじゃないかとそこで気づく。おそろしい。

行きと同じ目標物(三角に折れた枝のトンネル、とうせんぼの枝、足元が悪めの通り)を先頭の姉が

「おかあさん、ちょっとストップ(行きに早く進み過ぎて)」「ここ、すべるから気を付けて」「ここは(枝)くぐるよ」「この枝(杖みたいな)を使うといいよ」

弟も身体の使い方もまだまだだが、慣れない冒険を楽しみながらよくついて来てくれた。

そういうこどもの言葉がけや姿が、私が一応リーダーで引っ張っていくと想っていたところ、ああ私だけではなく、状況を楽しもうと、なんとか乗り越えていこうと、提案したりしている一員が今ここに居るんだなと、リーダーと任命されてなくてもリーダのつもりでいるような心を持ったような子どもがふと感じられてこの3人の集合体を頼もしく想った、そこがすごく良かった。たんなる守る存在のこどもではなく、人としての団結を感じた。

家族という集合体から社会へ。そういう姿が繋がったらいいなと想う。