存在2
その語りの後、さらに少人数で語る。
ここから先は自分の話なのだけど、
その社協の方は私に下の名前にさん付けして呼んでくれる。
その人の心を聞くのが楽しかった。心を開いているってこういう事なのかなと思って、ものすごく面白かった。
そこで突然言われた事で、
「マリアンヌさんは、こんな奇抜な格好して、理解しにくいけど、繊細なのよね。」
と。
エー?私のどこが繊細だと思ったんですかがははというと、
絵を見て感じてくれたそうだ。
前の幼稚園でも、
「このいで立ちからこの線や絵が出てくるなんて思えないよね。」
と姿は大きく存在感を創造し、像を固定してゆく。
自己の姿形は単に好きなもので成り立っている。
しかし、恐れている事が自分にある事がこの方の言葉によって見えた。
「私は、自分を知られたくなく、隠していたい。」
姿形は身代わりであって、本当の自己の姿は、霧であったり、文体であったり、影のような実態が無い物だと感じる。
私の姿形は人と触れ合うための空の肉体であり、魂は別に在る。
私の魂を感じる人は少なく、それが良いし心地よいと思っている。
影ながら見守っています。
体力のない“くノ一”