馬鹿野郎
家庭訪問に先生が来られた。
2人の同級生なので、先生も楽しみながら一緒に子育てしながらいきたいと言ってくれるような先生。明るくって時に忘れんぼう。彼らと私たちに与えてくれるモノは大きい。
授業も、国語だからと言って教科書を読むだけでない。自分の中から出た言葉を音読にしてくれた。国語の教科書「いいてんき」では良い天気ってどんな天気か校庭に出てみてみる。。。など、2人だから出来るような、さらにあの2人だから出来るようなかなり自由度のある学校生活を送らせてもらっている。
前置きはそんな感じだが、若の態度として、
「また先生の言うこと聞かなきゃいけないの?」
「(ひらがなの学習でうまく書けなかった時)先生は書いてっていうのに、消すんだね。」
「図工は棒人間じゃだめだから僕は嫌だ。」
だいぶワガママでなんだチミは?と思う。言いたい放題で舌打ちも先生にするらしく、信じられない。ゲンコツをくらわせたい。私の中野浩一のような脚で蹴り飛ばしてやりたい。そこは締めるべき点で、ワガママ極まりない彼の関わり方が難しい。私はゲンコツをくらわせたいのだから。でもだいぶ頑張っているんだと思いますと先生のフォロー。なるだけそこにも目を向けておきたい。
家でも、宿題は言われて取り組む姿、宿題の時は静かにして欲しく口出しして欲しくないスタンス、でもひらがなを上手く描けなくてイライラして発狂しそうな姿、宿題なんて嫌だ、おやつ食べたい、テレビみたい、遊びたいという気持ちで文句を言い続ける。口は達者だ。
それでもGW中日、行きたくない学校から帰ったら、給食の「柏餅最高だった」と帰るなり語る。楽しんでいる。
見ると足が包帯でまかれていた。遊んでいてスネを打って青くなり腫れていた。包帯を取って、部屋の中央にほっておく、夜その包帯を拾い上げ、パンツに入れて、パンツから溶けるチーズみたいにビヨーンと伸ばして遊んでいてこいつは馬鹿だと私も楽しんでいる。
親離れした若を馬鹿野郎と言いながら楽しんでおくことにする。