便利な町とは
Eテレでワクワク探検僕の町のような番組がやっていた。
コノマチ☆リサーチ「“シゴト”ってなんだ?」
小学3年社会の番組。架空のまち民奈野市(みんなのし)で暮らす売れない漫画家ハジメ(出演:岸田メル)のもとに、ある日、突然、宇宙人ズビ(声:久野美咲)がやって来る。ズビの星には“まち”が無いため、みんな不便な暮らしをしている。そこで地球に“まち”とは何かを調べに来たのだ。“まちのひみつ”を探るため、ハジメとズビの調査が始まった!今回は、民奈野市で働く人たちの「仕事」について調べる。
パン屋さんはお客さんの為に、美味しいパンを作る。 だから、このお店で焼くんだよ。 焼きたてのパンは美味しいから、お客さんにこのパンを食べてもらいたい。
とパン屋さんが言った。
異星人のズビの星はまちが無いので、この民奈野市の真似をして、警察や市役所やお店を作った。でも便利な町になっていなかった。
そこまでちゃんと見ていないけど、何故なのか番組後に振り返った時、
ズビの星ではそれを「仕事」として成り立たせていなかったからなのかもしれない。単に役所を置いた、店を置いた、場所を置いた、ゲームのシムシティーのようなイメージ。
夜出張マッサージで家に来てマッサージしてくれている傍で私のこどもの疑問に対し
「これが仕事なの」と言ってくれた友人が居て、
こういう僻地にも自ら仕事を作り出す友人に逞しさを感じた。さらにありがたいくらいリラックス出来た。東吉野に居てよかったと思ってしまった。デザート感がすごい。
パン屋さんや友人を見て私は
仕事とは相手あってのもので、そこを無視して“これがしたい”と「仕事」としても、それはあまり「仕事」にならないんだろうなと思った。
目的が似ていても、手のつなぎ方が分からないまま、私たちは点在して浮遊し何処へ行くんでしょうか。